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サーチサイト競争からポータルサイト競争へ
   視点(17) 1998年7月15日

1. はじめに

  インターネットは、まだ未完成な何もない新大陸とみなせます。この新しいバーチャルな世界を、現状の豊かな世界から眺めたり、あるいは完成した世界と判断すると誤まります。道もなければ、家もなく、銭勘定もできず、法律もないところです。開拓者精神を発揮して荒野を開拓し新しい世界を築いている進行形の世界とみなせます。

  最初は混沌としていましたが、わずか数年でWeb情報はメディアとして無視できない存在になってきました。いろいろな分野の地殻変動はこれから本番を迎えようとしています。日本が大不況であえいでいるのに、アメリカは好景気。丁度、10年前の状況が逆転しています。最近のインターネットの世界は、アメリカの好景気に支えられて大きな変化が訪れています。バブルのときのように金が乱舞し、あるテーマにそってインターネット関連企業の買収・提携などの再編が行われています。

  そのテーマはポータル、インターネットの入り口です。ポータルは単なる通過点ではなく、そこで楽しく過ごす目的地であり、私はポータルをインターネット世界のデパートとみなしています。

  優れたWeb情報の品揃えをしてブランドを確立し人を集める競争が始まりました。今回はいつもと趣向を変えて、新しく始まったポータル競争の現状、ならびにその近未来について考えてみたいと思います。

2. サーチサイトの盛衰

  アメリカはベンチャーを育てる国で、インターネットのような可能性だけしかないところにも投資が行われています。ブラウザのネットスケープ社やサーチサイトのヤフー社などはその典型です。最近のインターネット関連株は好調で、ヤフーの2人の創始者は共に時価総額で10億ドル、億万長者(ビリオネイヤー)の仲間入りです。

  ディレクトリーを始めたのが、1994年の始め、2年後の1996年春に上場し、1998年7月6日には時価総額が92億ドル、1兆円企業へと大躍進しました。1株$200は決算からみて異常に高く、バブル以外の何物でもないのですが、逆に、成長性が高く評価されているとも考えられます。わずか4年で1兆円企業になり、2人の創始者だけでなく、ヤフーに投資したベンチャー投資会社や株主なども潤っています。

  ヤフーのように成功する企業もあれば、撤退するところもあります。インターネットの栄光は数ヶ月しかもたないと言われていますが、多くの検索サービスが姿を消すのを見てきました。最近、1日5万人のアクセスがある米Galaxyが売りに出ているという記事を読みましたが、1995年頃にはYahoo!と共にディレクトリーサイトとして有名で、よく利用したものです。検索デスクのWebリストにも載っています。

  インターネット利用の観点からみると、1995年はディレクトリーとサーチエンジンの共存時代、1996年は大規模なサーチエンジンの開発時代、1997年はサーチエンジンの全盛時代、そして1998年はポータルサイトの台頭時代と言えます。現状のYahoo!やExciteは明らかにポータルサイトそのものです。インターネットで後手をとった大手企業が1998年5月から7月にかけてインターネット関連企業を高額で買収・提携して参入したため、大騒ぎになりました。

  現在、Yahoo!やExciteがポータルサイトとして頭角をあらわしている理由は、1996年の大規模なサーチエンジンの開発に遅れたため、サーチ以外の新しい分野を開拓したとも考えられます。一方、AltaVista、infoseek、HotBotは大規模なサーチエンジンの開発に労力を注いだために多角化が遅れたともみなせます。また、インターネットの利用分野がWebのサーチ以外へ急速に拡大しているのも影響しています。

  日本のサーチサイトをずっと見続けていますが、参入するところもあれば、静かに姿を消すところもあります。多様な価値観をもつユーザーが相手ですから、何が成功の要因になるのか誰にも分かりません。インターネットのサービスは無料提供が原則で、ほとんどの参入企業はコストに見合うものを回収してないのが現状です。Web情報やユーザー数が増大するため、コンテンツの質を維持するのが難しくなり、撤退するというケースがほとんどです。

3. トラフィック至上主義

  1996年春にサーチサイトのYahoo!,Excite,infoseek,Lycosの4社が上場し、インターネット関連株として世間の注目を集めました。上場しないサーチサイトはあまり記事にならないため、知名度は少なく不利になっています。

  Webの人気度をはかる尺度として、ネットワーク上を流れるトラフィック数が使われています。これを厳密に測定することは不可能ですが、Relevant Knowledge社はそのランキングを公表しています。多くのサーチサイトは上位に入っています。広告主や投資家はそのランキングをもとに広告費や株価を判断しますので、会社を存続させるためには利益を上げることよりもトラフィック数を増やす方が重要になります。

  この点に早く気がついたところが成長しています。上記のサーチサイトはディレクトリーやサーチエンジンから出発していますが、サーチだけにとどまらず、トラフィック数が増加するサービスをいろいろと開発し、多角化路線をとっています。

  現在のYahoo!をサーチサイトと思ったら大間違いです。これは昔の話で、サーチサイトは一つの部門です。Yahoo!のディレクトリーを使う人は増えていますが、Yahoo!へのアクセス全体からみるとその割合は減少しています。逆に、Yahoo!が提供するニュース、パーソナルページ、無料電子メール、チャット、株価情報などへアクセスする割合は多くなっています。この多角化はディレクトリーを構築していく過程でコンテンツの変化を体感できたからとみなせます。

  Exciteは1996年春にサーチサイトとして上場し、同じ年にMagellanやWebCrawlerを買収しています。コンセプトサーチ技術を用いるサーチエンジンはページ検索よりはむしろサイト検索に重点を移しています。1996年から都市情報やニュースなどのサーチ以外の情報を扱っており、Yahoo!とよきライバル関係にあります。インターネット企業は経営よりは技術に走りやすいのですが、Exciteは技術よりは経営に走っており、ユーザー志向の強いサービスを提供している企業とみなせます。

4. トラフィック競争の勝者

  トラフィックが集まるところは主に3分野あります。第1はYahoo!、Excite、infoseek、Lycos、AltaVista、HotBotなどのサーチサイトです。情報収集に役立つ検索サービスはWeb利用の初期の段階から必要とされ、データベースも利用人口も拡大しています。トラフィック調査分にはサーチ以外のものを含むため、サーチだけのトラフィックを比較するとそのトラフィック数は接近します。

  第2はオンラインサービスのアメリカ・オンライン(AOL)です。前身はパソコン通信ですが、インターネットへうまく転身しました。AOLはパソコン通信への参入が遅かったため、カラー画面の通信用ソフトを配布して他と差別化しました。他のパソコン通信会社は古いマシンをもつユーザーが多くインターネットへの移行に失敗したのに比べ、AOLはユーザーのカラー対応マシンに助けられ、インターネットの世界へ移行しました。

  パソコン通信はコミュニティツールであるためリピーターが多く、また個人向けのサービスを開発しています。AOLはサーチサイトとして、1995年にWebCrawlerを買収して、表通りに店をだしていましたが、1996年秋にWebCrawlerをExciteに売却して、Exciteのサーチをおきました。単独でサイトを持つよりはトラフィック数の多いブラウザやオンラインサービスに店を構えた方がトラフィックは増加します。その他にコミュニティを形成するgeocitiesやマイクロソフトのMSNなどがあります。

  第3はブラウザを提供するネットスケープ社のスタートページです。ブラウザのデフォルトとして設定してあるため、ブラウザを立ちあげると最初にアクセスします。このスタートページは変更可能ですが、変更しない人が多いためアクセスが増えています。このネットスケープ社のスタートページはインターネットに接続すると最初に表示されるということでポータルサイト(入り口)と呼ばれていたものです。

  1995年から1997年にかけてブラウザは頻繁にバージョンアップしました。ネットスケープ社のWebにはブラウザのダウンロード情報や新機能の説明があるため、たとえデフォルトをはずしていても訪問しなければならないサイトでした。最近、マイクロソフト社のブラウザが同様なことを始めており、Windowsに関するソフト情報とからめてトラフィックは増加し、ネットスケープ社と同じ位になっています。

  ネットスケープ社のブラウザは初期の段階から機能の一部として検索リンク集を付けていました。そして検索リンク集の構成を頻繁に変更していました。1996年の初めまではデフォルトのサーチサイトはinfoseekでしたが、その後、サーチサイトから場所代を徴収するようになりました。トラフィックが多いということは繁華街の一等地に店を構えるようなものですから、当然かもしれません。

5. ディレクトリーとサーチエンジン

  ポータルはどのような構成要素からなるのでしょうか。今まで見てきたように、収入のベースになるところのトラフィック数競争であり、さらにインターネット利用分野の拡大も視野にいれなければなりません。したがって、構成要素として、ディレクトリー、サーチエンジン、ニュース、コミュニティ、電子商取引の5分野が考えられます。サーチ分野は古くからあり、電子商取引分野はこれから始まるものです。ポータル=サーチではなく、サーチは一分野にすぎません。

  Webサーチはインターネットの開始時から発展しています。おもに次の4種類があります。(1)ディレクトリーのブラウジング、(2)ディレクトリーのキーワード検索、(3)中規模サーチエンジンのキーワード検索、(4)大規模サーチエンジンのキーワード検索。Yahoo!は(1)と(2)で、最近(4)を採用。ExciteとLycosは(1)と(3)。infoseekは(1)と(4)。AltaVistaとHotBotは(4)で、最近(1)を採用。というのが現状です。サーチ分野はポータルでも重要な役割をもち、ディレクトリーとサーチエンジンの2種類の検索サービスを提供することが必要です。

  第1分野のディレクトリーにはいろいろな種類があります。階層型分類とネットワーク型分類があり、さらにカテゴリーの階層数、カテゴリー総数、データ総数、収集データ内容、あるいはリンク表示かメニュー表示かなどで区分されます。ディレクトリーだけをもつYahoo!が常勝していたため、ディレクトリーに対する関心は高く、ポータルでも必須の要素です。

  Yahoo!のディレクトリーは世界一で、その強さの秘密は2点あります。第1は@を使うネットワーク型分類システムを採用し、Web情報の増加に柔軟に対応できたことです。第2は1カテゴリー当たりのデータ数が15~20と少なく、従って非常に絞り込まれたリストが得られることです。昨年秋に調べたときはYahoo!のカテゴリー総数は約8万でした。現在の日本Yahoo!もデータ数20万に対してカテゴリー数1万4千です。ディレクトリーの善し悪しはこの1カテゴリーあたりのデータ数であり、多すぎても少なすぎてもユーザーの使い勝手は悪くなります。

  第2分野のサーチエンジンですが、ロボットソフトを使って、Webページを収集してデータベースを作成します。サーチエンジンにとっては網羅性が重要ということで、1996年9月からサーチエンジンの検索力を当検索デスクで毎週調査しています。1996年にサーチエンジン競争があり、その後1997年秋にスケールアップしています。大規模なサーチエンジンに該当するのはinfoseek、AltaVista、HotBotです。

  サーチエンジンもいろいろな種類があります。何を集めてくるのか、索引化にタグ内のデータを含むか含まないのか、紹介文の作成方法、ランキング方法、日本語の場合は日本語処理方法など、いろいろと長所短所が組み合わさっています。それにWeb情報の陳腐化が激しく、また重複データの除去などソフトが処理するにしても更新作業は困難です。全Webデータと処理データとの乖離が進んでおり、網羅性にとって危機的な状況が続いています。一番ブレークスルーが必要な分野です。

6. ニュース、コミュニティ、電子商取引

  第3分野はニュースサイトです。ニュースは1次情報であり、コンテンツそのもです。蓄積すればデータベースとして利用できます。これに対してサーチは2次情報で、コンテンツへの橋渡しをします。このニュースサイトにとって、一番重要な要素は速報性です。速報性を考慮しないニュースサイトはトラフィック数を得られません。ニュースサイトはW杯サッカーなどのイベント、選挙などの事件・事故などがあるときに大きく拡大しています。

  ニュースサイトには、新聞系、放送系などの既存のメディアが競い合っており、そこに出版系のメディアも加わり、いかにユーザーを引き付けるかの思考錯誤を繰り返しています。無料か有料か、更新が毎時なのか毎日なのか、コンテンツの内容が濃いか薄いか、などいろいろな要因が重なってブランドを形成していきます。

  一刻も争うマーケット・ニュース、インターネットやパソコンのプレスリリース、スポーツの試合結果などは非常に利用される分野です。米国のニュースサイトは検索サービスもおこなっています。さらに、サーチサイトもニュース専用のデータベースを作成し検索サービスを行っています。米国のニュースに関しては、インターネットを使えば無料で即座に得られる状況が出現しています。

  1997年9月から米国のnews.comやZDNNなどインターネット関連ニュースの日本語訳が時差1日でWebに登場しました。最近、検索サービスも行うようになり、ますます便利になっています。それに引き換え日本のニュースサイトは無料の記事検索サービスをしているところは一部を除いて皆無です。速報ニュースの面では20分遅れのマーケット情報、野球のスコアボードなどを真っ先に提供したYahoo!Japanの一人勝ちです。あとから同じことをしてもシェアを伸ばすのは難しいからです。ブランドを形成するせっかくのチャンスを逃しているとしか思われてなりません。

  第4分野はコミュニティサイトです。ここではインターネットの双方向性をいかに利用するかにかかっています。チャット、掲示板、ゲームの場を提供し、そこで1~2行の会話が続けばトラフィック数が植えますし、掲示板などは次々とページが作られ、検索に使えばアクセスは増加します。無料電子メールのアドレスを提供し、メールを頻繁に送受信してもらえばトラフィック数は増えます。さらにパーソナルページなどで、ユーザーの情報管理や資産管理などを支援すれば常駐のポータルになります。

  AOLはこのコミュニティサイトを中心に伸びた企業で、サーチサイトやニュースサイトもとりこんでいます。時価はヤフーの2倍半あり、多くの旧メディアの時価を抜いて、ディズニー、タイムワーナー、CBSなど大手メディアへ仲間入りをしました。数年で超急成長したAOLやヤフーの動きは逆に旧メディアの危機でもあります。このサイトにはコミュニティのGeoCitiesやマイクロソフト社のMSNがあります。MSNはAOLをモデルにしたサービスですが、コンテンツの蓄積など簡単に追いつけないのが現状です。

  第5分野は電子商取引サイトです。電子マネー、電子決済、セキュリティなどに目が奪われますが、現実には書籍販売のアマゾン・ドット・コムが先行しています。その成功例をじっくり研究するのも一つの方法です。まだこの分野は大きく伸びる分野です。今後、株取引や個人の資産管理などがインターネットで行われるようになります。商取引の対象分野は多数ありますので、新しいアイデアを出せば発展する可能性の高い分野です。

7. ポータルサイト競争

  インターネット企業のこれまでの歩みを見てます。1995~1996年はネットスケープ社の全盛時代です。ネットスケープ社が主で、サーチサイトが従でした。ブラウザのデフォルトに設定してあるため、初心者の多くはインターネット利用の入り口として、まずネットスケープ社に行き、それからサーチサイトへ行きました。単なるゲートウェイに過ぎませんが、ポータルとしての地位は他のサイトから羨ましがられていました。

  1997年にはサーチをサーチエンジンとディレクトリーに分け、ディレクトリーはYahoo!が担当しNetscape Guide by Yahooを提供しています。1997年のブラウザ戦争でマイクロソフト社から追撃を受け、1998年に経営が危なくなり、今までの状況が激変しました。1998年春のサーチサイトとの契約更新は難航し、結局Yahoo!は更新しませんでした。もうネットスケープ社のトラフィックに頼らなくてよく、またネットスケープ社がコンテンツを集め始め、Yahoo!の競争相手になってきたからです。

  インターネットを総合的に利用できるポータルサイトに関してはサーチサイトが先行しています。そして、多くのサイトは1996-1998年にかけてサーチ以外のニュース、コミュニティ、電子商取引分野への進出を始めており、現在でも続いています。ディレクトリーサイトを持つところが比較的早く進出し、サーチエンジンだけのサイトは1998年頃からディレクトリーや他の分野への進出を始めています。

  オンラインサービスのAOLもポータルサイトを目指しています。1995年頃のユーザー数は200万人、それが現在は1200万人です。多数のユーザーに対して個人に密着したサービスをインターネットにのせて提供しています。ポータルの4つの構成要素もバランスよくもっており、Yahoo!と十分対抗できる力をもっています。その他のGeoCitiesやMSNがどう変身していくのか誰にも予想がつきません。

  ネットスケープ社やマイクロソフトのブラウザ系は単にゲートウェイだけではいずれ先細りになるため、自らコンテンツを集めポータルの地位を築こうとし始めました。ネットスケープ社はNetcentor、マイクロソフト社はStart、のそれぞれベータ版をオープンしています。ブラウザのデフォルトに組み込みます。まだ、ブラウザ系のトラフィックは多く、今後どう転身していくのかわかりません。

  NASDAQの株の時価で明らかなように、旧メディアの地位はインターネット企業に侵食されています。そのため、大手のウォルト・ディズニー、タイムワーナー、CBSは買収などの手段でインターネット分野に一気に進出を図ろうとしています。1998年6月にディズニーはサーチサイトのinfoseekに資本参加しました。インターネットのような技術会社は人材が命ですので買収できなかっただけの話であり、今秋までにはinfoseek主導の新しいポータルサイトがオープンする予定です。その他、ネット会社のAT&Tなどもインターネットコンテンツへの参入を狙っており、大型の買収・提携の可能性は十分考えられます。

  最近、ポータルサイトとしてzap.comが話題になっています。今までインターネットに関係のない会社でしたが、「あなたのウェブサイトを買い取ります」と広告をだして、コンテンツの集合体をつくり、ポータルサイトを立ち上げています。この場合、はやくブランドを確立し、多くの人にブックマークしてもらうことが必要ですが、合体がどこまで成功するか注目を集めています。

8. むすび

  サーチサイトやオンラインサービスサイトはコンテンツが充実してきており、ブラウザサイトのような入り口を狙っています。それとは逆にブラウザサイトはコンテンツを充実させてYahoo!やAOLのようになることを試みています。インターネット利用がサーチサイトを離れて広がりを見せており、コンテンツの集合体は丁度商品を集めたデパートとみなせます。デパートにもブランドイメージがあるように、インターネットのポータルサイトもブランドが形成されていきます。

  インターネットのメディアとしての存在は、旧メディアにとっては脅威なのかも知れません。従来、旧メディア系は特色のあるニュースサイトなどを丁度専門店のように運営していました。しかし、総合的なポータルにはトラフィック競争に勝てないのは明らかです。特色のあるウェブサイトをもつインターネット企業の買収や提携などは今後も盛んに行われると予想されます。

  ここで、ポータルを構成する5分野について、まとめますと、

  1)ディレクトリー-1カテゴリーあたりのデータ数。
2)サーチエンジン-網羅性と更新。専門用。
3)ニュース----速報性と記事検索。
4)コミュニティ-双方向性。個人。
5)電子商取引---情報の付加。

  以上ですが、ここでコメントを記しておきます。

  a)上記の各分野のトラフィック数を同じに扱うのは抵抗を感じます。しかし、現実の企業活動はすべて金に換算されるのと同様に、インターネットの諸活動はトラフィック数に集約され評価されるようになるのかも知れません。
b)ポータルは大規模サイトの話ですが、個々の情報発信があって成り立つものであることを忘れないでほしいことです。
c)サーチエンジンは今後も一番重要な分野で、投資が必要です。
d)インターネット環境はまだまだ変わって行きますので、条件が変化すれば何が起こるかわからないことです。