2003年6月28日
 Google:検索数と検索キーを含まない検索結果

検索数調査は、goo 16.0%増、TOCC 11.6%増、Google 5.1%減、と活発に更新しています。3ヶ月前と比較すると、goo 19.5%増、AltaVista 10.4%減、Google 14.0%減、Infoseek 21.0%減、Naver 68.5%減、と減少するところが多く、コンテンツは増大してることを考えると少し心配です。海外はYahoo! 6.0%減が目立つ程度でした。3ヶ月前と比較すると、Yahoo! 28.5%増、Lycos 14.4%増です。
.
月末ですので、検索評価を行いました。トップはGoogle、2位は僅差でgooで、総合の検索力は1位goo、僅差で2位Googleと逆転しました。Naverが前回77.6の5位から27.2の9位へと急低下しています。検索数が前回より84%増加し、索引システムが更新したのですがランクシステムはまだ回復してないようです。前回のAltaVista、今回のNaver、と変化をキャッチできました。
.
Googleとgooの評価が僅差ですが、各検索キーによる差はあります。Googleがgooより良いのは、「自動車、生活習慣、データ通信、Windows、ゲーム」、その反対にgooがGoogleより良いのは、「図書館、ショッピング、音楽、Sunday、2005年」、そしてほとんど同じなのは、「MMF、うどん、海外出張、時計、カメラ」でした。表示されるランクの評価は同じですが、差があるとすれば以前に検索の視点で指摘した紹介文のように思われます。
.
Googleの検索オプションを使うとAND検索、OR検索、NOT検索ができます。例えば、分類 1,520,000、図書館 654,000、AND検索 96,300、OR検索 1,180,000、分類 -図書館 786,000 です。Googleの場合、分類と図書館の和は 2,174,000、AND検索とOR検索の和は 1,276,300 です。従来の検索システムでは分類と図書館の和はAND検索とOR検索の和になりますが、Googleではこの原則は成り立ちません。また、分類からAND検索を引いたのがNOT検索に一致しますが、これも成り立ちません。
.
Googleの検索システムはリンクベースであり、検索キーとURLページとの類似性は閾値でコントロールされてるものと思われます。従って、検索数自体はあまり意味をもたず、従来の原則が成り立たないのは当然とみなしています。データ収集にしても、網羅的なロボットアルゴリズムではなく、ランクをベースに行っています。
.
Googleの検索では非常に有用な検索結果、それは検索キーを直接含まないが関連性の高いページ、が除外されています。以前に検索キーのないのが表示されるとユーザーから指摘され除外したのかも知れません。一部の検索エンジンは同義語辞書でカバーしていますが、リンクベースでは検索キーを含む含まないにかかわらず関連性の高いのが検索できます。この検索キーを含まない検索結果はぜひ実現してほしいものです。
.

 2003年6月21日
 MSNBOTのテスト開始とその背景

今週の主な検索数更新は、Naver 83.9%増、TOCC 10.4%増、fresheye 8.5%、でした。Naverは大幅に増加しましたが、日本語索引システムの改善中で、調査キーによる増加のバラツキがみられました。指数を出す際に調整するキーは先週までゼロでしたが、今週からは「楽器、グルメ、コミック、時計、図書館」と増えています。なお、海外の更新はいつもよりも少ない週でした。
.
数日前からAllthewebのWeb検索でカタカナの検索キーを使うと検索できなくなっています。調査できないため、指数は得られませんでした。なお、画像検索と映像検索だけはカタカナが使えます。AltaVistaの画像、映像、音声などマルチメディア用のデータ数が大幅に強化されました。画像は5億4,000万件のデータとのこと、充実してきました。
.
MSNの検索ロボット、MSNBOTが活動を始めたことが18日のWeb記事に報道されました。MSNBOTの概要は http://search.msn.com/MSNBOT.htm にあり、a prototype Web Crawler robot で、まだテスト段階です。将来、ロボットが収集したページはマージして検索結果に反映したいとか、開発・研究中なので10ページしか収集しないなどとのことです。
.
検索エンジンからの検索結果に独自に収集した結果をマージする方法は米Yahoo!が採用し相当レベルアップしています。先週、米Lycosはマージした検索結果を表示し始めました。MSNはテストし始めたところです。高度なソフト技術をもつMSNですので、マージにとどまらず独自の検索エンジンを持つ方向に進むのではないか、これから眼が離せなくなってきました。
.
膨大なトラフィックをもつポータルサイトのYahooやMSNは開発リスクやコストを避けるために提携期限時に一番よい検索エンジンと提携し、検索エンジンを取捨選択してきました。しかし、最近のGoogleのように検索エンジンだけでも膨大なトラフィックを持つようになったため、今度は逆に検索エンジン側からポータルサイトを取捨選択する恐れがでてきました。この強力な検索エンジンの台頭、買収による提携関係の競合、そしてキーワード広告の出現、などがポータルサイトにも検索エンジンの独自開発を促してるようです。
.

 2003年6月14日
 goo画像検索開始、米LycosのFast Forword機能

今週の主な更新は、Alltheweb 3.2%増、AltaVista 4.0%減、でした。9社のうち7社が指数85以上で、日本語検索エンジンの検索数の差はほとんどないとみなせます。したがって、わずかな増減でも順位が変更します。3.2%増加したAllthewebは5位から3位へとアップしました。検索エンジンはWeb情報を100%収集してなく、収集分野のかたよりもあります。検索結果が0件の場合は、他の検索エンジンで横断検索するか、キーワードを再考するのがおすすめです。
.
10日にgooの画像検索が始まりました。最初はブロードバンドナビの方からしか検索できなかったのですが、現在はトップページから検索できます。gooの画像検索はAllthewebのデータベースを使っており、AllthewebがOvertureに買収されたため、いわゆるPowered by Overtureになっています。今後は動画検索や音声検索もサービスするとのことです。ただ残念なことは、利用者の90%以上を占めるShift-JISコードのサポートがないため、検索デスクではあつかえず、goo画面から直接利用しなければなりません。これは最速ニュースでも同様です。
.
海外の更新は、Teoma 29.2%増、Lycos 21.9%増、AltaVista 13.9%増、Google 7.1%、と大幅に増加するところがみられました。2002年5月以来、米Lycosの検索エンジンはいわゆるPowered by Allthewebで、検索数はほとんどペア状態で推移していました。しかし、今週からLycosがAllthewebよりも20%位多くなり、離陸しました。これは、Allthewebの検索結果に、Lycosが独自に収集し編集したコンテンツを"from the Lycos Network"という名称で付加したためです。このようなマージは米Yahooでも行われていますが、まだ件数も少なくマージの際のランキング手法の開発はこれからです。
.
米Lycosの検索結果は、最初に6件のsponcered link、Web Resultsが続きます。それから右端にもテキスト形式のSponsered Linksがあります。Lycosには珍しい機能があります。検索結果のタイトル後部にある"Fast Forword"をクリックすると、左端のサイドバーに検索結果のタイトルが一覧表示されます。そこをクリックすると右側の表示画面にコンテンツを表示します。これは検索デスクのナビバーで利用してる機能と同じです。ブラウザIEのターゲット機能"_search"を使っていますので、IEしか利用できません。ナビバーのようなコンテンツがもっと増えることを期待します。
.

 2003年6月8日
 検索サイトから検索デスクへの訪問は2.25%

日本語検索サイト9社の検索数更新は3%以上が1社、1%以上が4社で、海外8社では、3%以上が2社、1%以上が5社でした。先週よりは少し変化がみられました。今回から、このページの下部に検索数増減を示す表を追加します。
.
検索デスクの6月2日から6日までの1日あたりのアクセス平均は、トップページに175,000、トップ以外に14,000で、総PVは189,000です。検索などで検索サイトから検索デスクを訪問する数を調べた結果を以下に示します。
.
カウント検索サイトカウント検索サイト
11,766msn.co.jp7104infoseek.co.jp
2996yahoo.co.jp882excite.co.jp
3720google.co.jp
google.com
933aaacafe.ne.jp
4162biglobe.ne.jp10272ch.net
5155nifty.com1125lycos.co.jp
6153goo.ne.jp1212fresheye .com

1位 MSN、2位 Yahoo、3位 Google、です。Googleは提携しているところを加えれば1位か2位です。上位には集客力の多いポータルサイト、ISPサイトなどが入っており、検索関連のトラフィック状況を示しているとみなせます。
.
検索デスクは多くの人から、ホームページとして採用、お気に入りへ追加、あるいはWebのリンク紹介などがあり、そこからのアクセスが大半を占めています。上記の表のカウントを合計すると4,260、これをPVの189,000で割ると2.25%、すなわち、44PVに1PVが検索サイトからの訪問になります。
.
これが多いのか少ないのか議論のわかれるところです。サイトの対象分野、サイトの知名度、サイト構成などで変化しますが、これらに関するデータはほとんどありません。2月のデータと比較しますと、上位8社の訪問率は1.89%から2.19%へ増加しています。それから上位3社は増加していますが、4位以下は減少しています。寡占化が進行しているのかも知れません。いずれ検索の視点にまとめたいと思います。
.

 2003年6月1日
 僅差でgoo、Gooleの順へ、AltaVista 3位へ

検索数の更新は、Google 9.4%増、Infoseek 19.3%減、TOCC 9.8%減、Fresheye 9.3%減、でした。一方、海外はすべて1%以内と良いことなのか悪いことなのか落ち着いています。
.
今回は全検索サイト9社の検索評価を試みました。2ヶ月ぶりでしたので、検索サイトのランキングは大きく変化しており、確認するために時間がかかりました。まず、2ヶ月間の検索数の推移は、goo 3.9%増、Naver 82.8%減、Infoseek 21.3%減、TOCC 15.8%減、Fresheye 13.4%減、Alltheweb 12.4%減、Google 9.3%減、AltaVista 3.0%減,AAA!Cafe 2.1%減、と減少するところがほとんどでした。
.
最近Googleのリンクシステムが変更しており、検索評価に影響がでてるようです。前回に較べて得点ベースで2.4%減少したため、0.7%増加したgooに逆転され、指数99.0の僅差で2位です。得点が増加したのは、「Sunday、図書館、履歴書、釣り」で、一方減少したのは、「書籍、芸能、ニュース、音楽」でした。少数のリンクシステム悪用を避けるためにGoogleは軌道修正していますが、影響を受けるのは多数の利用者です。
.
今回の検索評価の得点の増減は、AltaVista 29.2%増、Naver 14.5%増、Alltheweb 6.2%減、でした。AltaVistaは7位から3位へと大幅に上昇しており、ランキング手法が刷新したことがうかがえます。検索数の増減が少ないため調査しない予定でしたが、調査して大発見しました。索引システムを変更して検索数が大幅に減少したNaverも検索評価はよくなっています。Allthewebは得点の減少が少ないのですが、競合が多いために順位は4位から7位へ落ちています。
.
検索評価は2001年10月から同じアルゴリズムを使っています。昨年に較べてデータ収集が数倍手間取るようになりました。AltaVistaとAlltheweb以外は、前処理、コード変換、後処理などをしなければなりませんが、変化を発見できるため続けています。
.

 2003年5月25日
 Naverの索引システム、Webページの定義

更新は、Naver 79.1%減、Google 9.2%減、海外のYahoo 10.3%増、が主なところです。Naverが大幅に減少しましたが、不具合な索引システムを変更したためです。グルメは2,050万件から145万件、ドメインは1,900万件から53万件へと大きく減少しました。この2つを除けば17.1%減で、ヒントやマーケットは逆に30%前後増加しています。
.
検索デスクのトップページのページビューが9,500万になり、あと1ヶ月位で1億ページビューに達します。7年以上にわたり横断検索用のページと検索サイトの検索数や登録数などの調査結果を提供してきました。
.
スタート時は検索サイトの紹介が主でしたが今は何も残っていません。検索サイトの更新が激しく、それを更新するのに時間がなく、やむなく退場させています。良いものも悪いものも新鮮でないという理由で廃棄してきましたが、骨董的な価値があるかも知れません。というわけで、最近はHDDに残っているものや印刷したものを整理しています。
.
先日、節単位でページを構成したサイトを見ましたが、数行単位のページが続き、途中で読むのを止めてしまいました。検索で検索結果が1つづつしか表示されなかったら不便です。検索をよく利用する人は、10個づつの表示よりも20〜30個づつの表示を好みます。一覧性というのも大切です。1ページの単位として、ディスプレイ1画面に表示できるもの、プリンタ1枚に印刷できるもの、1つの情報だけで構成する、日記などは1日単位、などなどあります。
.
検索サイトからの要望として、ディレクトリの面から1ページは1分野、検索エンジンの処理面からテキスト量は数KB以内、Googleのようにリンク処理の立場から1ページは100リンク以内、などがあります。いずれにしてもWebページの定義はなく、あったとしても誰も守ってないのが現状です。
.

 2003年5月18日
 Googleのリンクシステム更新?

検索数の更新は、Alltheweb 11.1%減、Infoseek 3.0%減、Google 2.0%減で、減少するところの多い週でした。Allthewebは3位から5位へ順位を下げています。最下位の指数が52.9なので、トップから最下位までの検索数の差は2倍以内です。検索サイトの検索数の差はなく、収集分野が異なりますので、探せないときは横断検索がおすすめです。
.
海外の更新は、Yahoo 7.2%増、Alltheweb 4.0%増、Lycos 3.8%増、Teoma 11.1%減、HotBot 11.2%減、と更新の多い週でした。更新が5社になるのは1ヶ月に1回、中旬が多いです。今週、Googleのリンクシステムが更新しました。リンクの定義が厳密になり、各Webサイトのリンク数は数〜数10%減少しています。リンクは検索結果のランキングに影響しますので、従来と異なった検索結果になるものと思われます。これが何回目の更新かわかりませんが、検索評価にどう影響するか調べたいと思います。
.
GoogleのランキングはPageRankを使っており、多くの人に研究されています。特に、ランクを上げることを商売にする人々は熱心です。Googleがリンクの関係を悪用されないように不自然なリンクを排除するのは当然です。また、従来と異なるリンク関係をもつコンテンツが出現しているからかも知れませんし、まだ更新は続くものと思われます。
.
一昔も二昔も前のことですが、私はWebリンクではなく論文の引用・被引用を使った検索システムの雛型を作りました。当時はキーワード主体の検索が主流でしたので、リンク主体の先駆的な検索は理解されず評価されませんでした。Googleのリンクシステムの良し悪しをある程度理解できるのはその当時の経験が役立っています。リンク主体の検索が活躍してるのをみてうれしく思っています。
.

 2003年5月11日
 ドメイン名の移行について

検索数調査は、Alltheweb 6.9%増、goo 1.5%増、Google 8.2%減、でした。海外の調査では、Yahoo 1.5%増、Google 1.1%減、Teoma 23.7%減、と全般に低調な動きでした。
.
ドメインの取得や移行について、1)新規:新しいドメインを取得してホームページを立ち上げる、2)廃棄:ホームページを終了してドメインを廃棄する、3)移行:ホームページを引越して、旧いドメインから新しいドメインに移行する、4)拡張:一つのドメインから複数のドメインへと拡張する、5)縮小:合併などで複数のドメインを一つに統一する、などがあります。
.
ホームページ枠を無料でサービスするところがあり、最初の頃はそれを利用していました。最近は個人でもドメインが取得できますので、できるだけ独自のドメインを取得するのがよく、その際のドメイン名は英数字だけにするのが無難です。新規や廃棄の情報は検索サイトへの申告や巡回ロボットによって収集され、データベースは修正されます。
.
検索サイトにとっては廃棄と新規が同時に発生するドメイン移行が一番厄介です。完全に移行してドメインを廃棄するまで、新旧ドメインのページが共存してる期間があります。旧ドメインは引越し情報だけにし、できるだけ共存期間を短くするのが検索エンジンだけでなく当事者にもよい結果をもたらします。
.
それから、旧ドメインに対する逆リンクを新ドメインに移行することは不可能です。現在主流の検索結果のランキングは逆リンクをベースにしていますので、移行は不利になります。逆リンクはその存在がはっきりしないため無視する人がいますが、大変貴重なものですからドメイン名はできるだけ変更しないのがベターです。
.
4月1日に日本郵政公社が発足し、新ドメインに移行しました。5月11日の時点で、「ゆうびん」で検索するとほとんどの検索サイトは旧ドメインを表示します。しかし、ページ検索のInfoseek、サイト検索のYahooとMSN、の3検索サイトだけは新ドメインを表示します。「ゆうびん」のような有名サイトのドメイン移行でも検索サイトは簡単に対応できません。移行、拡張、縮小などを考えてる人は慎重に!
.

 2003年5月5日
 検索サイトへの負荷、インターネットの休日

4月18日から2週間の増減は、Naver 17.9%減、Alltheweb 3.4%減、TOCC 2.2%減、Fresheye 2.2%減、AAA!Cafe 2.1%減、など減少するところが多い週でした。1月31日から3ヶ月間の増減をみると、Naver 50%増、Google 24%増、TOCC 17%増、Fresheye 10%減、Alltheweb 18%減、AltaVista 21%減、などで、全体に増加しています。
.
一方、海外の2週間の増減は、WiseNut 4.5%増だけで、他は1%以内と低調でした。3ヶ月では、WiseNut 63%増、Yahoo 10%増、Teoma 7%増、AltaVista 7%増、Google 5%増、Lycos 5%減、で増加するところが多くみられました。
.
今回、Naverの減少が大きく、調査キーでもばらつきがみられました。日本語索引システムの変更によるもので、「京都」の検索で「東京都」を検索しなくなりましたが、まだ「グルメ」や「ドメイン」での検索数は多いようです。
.
なお、「京都」の検索で「東京都」を検索するところを調べました。ページ検索10社のうち、AAA!Cafe、AltaVista、Openfindの3社、サイト検索8社のうち、Yahoo、Infoseek、JOYの3社が検索結果に「東京都」が混じっています。キーワードによっては検索結果から簡単に気付かないのもあり、探索が無駄になる場合があります。
.
正確に検索すること、Not Foundを少なくすること、更新を早くすること、多くのWebページを収集すること、ランキングをよくすること、新旧サイトのバランスを図ること、適切な紹介文をつくること、検索結果を速く表示すること、などなど検索サイトのソフト開発負荷は高まるばかりです。それに、高性能な情報処理機器やネットワークの開発、拡大し続けるWebの変化など、見続けたいと思っています。
.
お正月、ゴールデンウィーク、お盆は1週間位のお休みモードになります。Webが始まった頃は、Webニュースは新聞休刊日に合わせて休んでいました。しかし、最近はネットに合わせて24時間営業になっています。しかし、インターネットでも休みは必要であり、何らかのルールがあればと思う今日この頃です。
.

 2003年4月20日
 Traffic RankやReachが得られるAlexa

検索数調査で、Googleが7.8%増加し、その他の9社は1%以内でした。AAA!Cafeがトラブルで今週の初めから検索できません。もうしばらくかかるようです。海外では、Yahooが7.0%増加し、9社のうち6社が1%以内の増減です。
.
18日からAlexa検索を採用しました。Alexaはスケールの大きな調査をしている会社で、有名なArchive(WayBack)を提供している会社です。創立は1996年4月、日本のYahoo!が開始した時です。現在、多くの検索サイトで採用しているツールバーは1997年から始めています。1999年にAmazonに買収されました。
.
ユーザーのサイト利用状況を収集するために、1998年にNetscape、1999年にInternet Explorerに採用されています。そこから得られるデータを処理して、サイトのトラフィック数とそのランク、関連サイトや逆リンクなどを各国別に提供しています。
.
Alexaの検索窓に、1)ドメインを入力するとAlexaの情報、2)キーワードを入力するとGoogleの検索結果が示され、そこからAlexaの情報が得られます。内容は、Overview、Related Links、Reviews、Sites Linking in、Traffic Detail、の5種類です。Related LinksはIEの「ツール→関連したリンクの表示」でサイドバーの検索バーに示せます。ReviewsはAmazonの書籍Reviewsの応用です。Sites Linking inは逆リンクで、最後のTraffic DetailはTraffic Rankの数値データと6か月分のグラフ表示、100万ユーザーあたりのReach数とそのランク、Page Viewsとそのランクなどです。
.
検索デスクの場合、Traffic Rankは7,621、逆リンク数は1,876、Reachは今週平均で250、Page Viewsは1.2、です。これらの数値は全世界対象のサンプル統計ですから、Reachは全世界の4,000人(100万/250)に1人、日本はその16分の1として、日本でのReachは250人(4000/16)に1人とみなせます。Alexaはドメイン単位ですが貴重な情報が得られますのでぜひご活用ください。
.

 2003年4月13日
 米Yahoo、検索専用ページをオープン

日本語検索サイトの検索数は、Google 5.1%減、1%以内は10社のうち5社と変化の少ない週でした。一方、英語検索サイトの検索数は、AltaVista 11.4%増、Yahoo 5.4%増、1%以内は9社のうち4社でした。
.
7日に米Yahooの検索サイトがリニューアルし、シンプルな検索専用ページを新規に立ち上げました。ポータルサイトは情報量の増大につれて、ページ構成は多くの情報を盛り込むものが主流でした。最近、HotBotやAltaVistaはGoogleのトップのようなシンプルな画面に変更しています。Yahooもこれと同じ流れとみなせます。検索デスクで紹介する海外ページ検索は9社ありますが、Lycosを除いた8社がシンプルな画面を持っています。
.
さて、Yahooの検索画面の構成は、Web、Directory、News、Yellow Pages、Images、Mapsの6種類からなります。後の3つが新たに加わりましたが、ImagesはGoogleとの提携によるものです。The Webは3件のInside Yahoo!、3件のCategories、20件のWeb Results、そしてother search engines、で以前と同じ構成です。しかし、Web Resultsの内容は充実しており、キャッシュや新規画面用マークなどが利用できるようになりました。
.
YahooとGoogleの検索結果を比較してみました。検索結果のランキングから両者は別物とみなせます。検索結果20件のうち、Yahooはキャッシュ 20件、類似ページ 8件、カテゴリ 15件、Googleはキャッシュ 20件、類似ページ 19件、カテゴリ 13件、日付表示 12件、とWebコンテンツの収集状況により結果にいろいろなパターンがあることがわかります。
.
その他、キーワード広告表示は上部にバナー、右端にバナーやテキストなどがありますが、OvertureやAdWordsの広告でないように感じました。
.

 2003年4月6日
 日Yahooの有料新聞記事検索サービス

日本語検索サイトの更新は、TOCC 3.0%減、Alltheweb 5.6%減、などです。Naver、Openfind、AAA!Cafe以外の検索サイトの更新は1%以内です。毎月よりも毎週更新してる方が新しい情報が入ります。新しくホームページを立ち上げた人にとってはランキングよりも検索サイトに載ることの方が重要です。いろいろな基準の検索結果表示があれば利用は広がります。
.
Webは無料情報を提供することでメディアとしての地位を獲得しました。経済的な基盤のある既存企業のWeb進出と異なり、ネットしか基盤をもたないネット企業は無料サービスから有料サービスへと模索しています。4日に発表されたYahooの新聞記事の検索サービスは有料化の試みです。
.
Web以前からあった商用データベースサービスもインターネットで利用できるようになっていますが、その料金体系は以前とほとんど同じです。例えば、新聞の場合、見出しの表示に1件数円と本文表示に1件数十円の従量制の費用がかかります。Webの場合はニュース検索結果の表示やその本文表示は無料ですので、無料に慣れた人に利用料金を理解してもらうのは大変です。
.
今回のYahooの有料化は無料のネットと有料の商用データベースの中間的な料金体系を採用しています。見出し表示は無料、3ヶ月以内の本文表示は無料、3ヶ月以上の本文表示は有料、となっています。新しいのが無料で古いのが有料、何か骨董の世界のようです。最先端のWebの価値観が現実と逆転していると感じる今日この頃です。
.
海外検索サイトの更新は、HotBot 3.9%増、Alltheweb 4.7%減、AltaVista 13.9%減、と久しぶりに変動しました。Openfindは昨年9月から更新がなく、まだトップページは工事中です。Lycosを除くと実質8検索サイトです。
.

 2003年3月30日
 検索評価実施、goo検索実験一旦終了

検索数の更新は、Alltheweb 7.6%増、AltaVista 2.9%減、でした。海外の検索数更新はすべて2%以内と低調な動きでした。3月末ですので、検索エンジンに対する検索評価を、前回より更新のないOpenfindとNaverを除いた8検索サイトに実施しました。freshEYEとTOCCが前回よりも下がったため、順位が少し入れ替わりました。
.
現時点でのAグループは、1位 Google 100.0、2位 goo 97.8、です。両者の検索結果のランキングの面ではほとんど同じとみなせます。両者は紹介文の作成方法が異なっており、それが利用のしやすさに影響し、トラフィックの差を生じているものと思われます。
.
次のBグループは、3位 freshEYE 77.7、4位 Openfind 74.6、5位 Alltheweb 74.5、6位 TOCC 69.1、ですが、Aグループよりも指数で20以上の差がついています。新規のOpenfindは日本語化が進行中にもかかわらず健闘して4位です。まだトップページの工事中ですが、検索は使えます。
.
次にCグループとして、7位 Naver 65.6、8位 AltaVista 65.1、9位 AAA!Cafe 65.1、10位 Infoseek 54.3、です。BとCグループとも、リンクの利用法や日本語索引化法が評価に影響しているように思われますが、その具体的な内容はわかりません。
.
仕事や趣味などで1日に数時間Web検索をしているプロの人は経験に基ずいて検索サイトを評価し利用しています。一方、この検索評価は客観的な方法で行っており、わずか10種類の数値を出すのに数日要しますが、誰が行っても同じ結果になります。本来なら協会などが発信する情報です。個人サイトではきびしいですが頑張っています。
.
なお、gooが行っていた新鮮情報検索実験が3月末で一旦終了とのことです。現在の検索数指数は34.7、gooと入れ替えた検索評価は2位の82.6で、本家の56.9と97.8に比べて検索評価が悪くなっています。新鮮を意識したランキングでは思っています。紹介文はKWIC方式を採用してますので、gooに反映されればグーです。
.

 2003年3月23日
 Web検索のプロセス、KWIC方式の紹介文

検索数の更新は、Google 7.4%増、goo 3.7%増、などです。前にも記しましたが、重複ページを含んだり日本語以外のページを含むため検索数が異常に多いときには検索数を調整して指数を算出します。その調整率は毎回変更しており、今回の例では、Naverの「グルメ 0.069、図書館 0.409、ドメイン 0.089、文学 0.595」、freshEYEの「生物 0.508、文学 0.595、vrml 0.089」、Openfindの「コミック 0.476」を使いました。
.
Web検索のプロセスとして、1)検索の明確化、2)検索サイトの選択、3)検索オプションの選択、4)検索キーワードの決定、5)検索結果のブラウズ、6)検索ページのブラウズ、が考えられます。
.
1)はWebから何を探すのか何を知りたいのかを明らかにします。2)は検索サイトの長所・短所を知り、目的に合う検索サイトを選びます。3)は検索オプションを上手く利用します。4)のキーワードの選択は一番難しく経験を要し、個人差がでます。5)は検索結果で示されるタイトル、紹介文、URLなどから情報のありそうなところを探します。6)は選択したページをブラウズして情報を探します。
.
数年前に比べればWebコンテンツや検索結果のランキングがよくなっています。ユーザーが一番接するのは5)であり、特に紹介文は重要です。丁度1年前に検索の視点で「Googleに隠れた秘密あり!KWIC方式の紹介文」で指摘しました。現在KWIC方式の紹介文を作成してる所は、Google、goo新鮮、Alltheweb、Openfind、Naver、AAA!Cafe、と増えており、この面からも探しやすくなっています。
.
検索数の更新は、Teoma 6.8%増、Lycos 3.3%増、Alltheweb 3.1%増、Yahoo! 9.3%減、などで、あまり変化のない週でした。
.

 2003年3月14日
 Naverの画像データ増加、URLの変更は慎重に

検索数の更新は、Google 14.8%増、freshEYE 3.2%減、TOCC 3.7%減、Alltheweb 4.0%減、です。3ヶ月間の増減は、Naver 240.7%増、AAA!Cafe 18.2%増、Infoseek 17.7%増、goo 7.6%増、Google 7.5%増、freshEYE 8.4%減、Alltheweb 25.1%減、TOCC 30.2%減、などでした。
.
10日にNaverのマルチメディア系データが増量しました。画像は3倍の1億件へ、動画は1.7倍の100万件、音楽は1.3倍の50万件、文書は7倍の140万件、などです。先週から開始したOpenfindは、現在、日本語と英語のトップページが"Under Reconstruction"中です。トップページからの検索はできませんが、検索デスクの検索窓からは検索できます。
.
検索数の更新は、Yahoo! 7.3%増、Google 4.4%増、Alltheweb 4.3%減、Lycos 4.5%減、などです。3ヶ月間の増減は、WiseNut 55.9%増、Teoma 26.7%増、AltaVista 6.8%増、Google 5.8%増、などでした。
.
検索結果の後部に同じキーワードを使って他の検索エンジンを検索できる検索サイトがあります。Yahoo!は(AltaVista、AskJeeves)、Lycosは(HotBot、AltaVista、Overture、Web Directory、Alltheweb)、HotBotは(Alltheweb、Google、Teoma)、そしてAltaVistaは(Lycos)、などです。最近の買収などでこれらの関係がどう変化するか注目されます。
.
Disneyは1998年から1999年にかけてInfoseekを買収し、ニュースサイトと共にポータルサイトのgo.comを立ち上げました。しかし、トラフィックが伸びず2001年には検索サービスを中止しています。11日にDisneyが米Infoseekの検索技術を売却すると報道されました。失敗の原因はGoogleの出現によるのかも知れませんが、www.infoseek.comをgo.comに変更したことによると思われます。同様に、www.hotbot.comをhotbot.lycos.comにしましたが、最近、www.hotbot.comに戻っています。先々週の1+1が2以下というのはこのURLの変更を指しています。
.

 2003年3月8日
 Openfind日本語版、多言語検索エンジン

検索数の更新は、freshEYE 14.3%減、Google 6.9%減、です。今回から新たにOpenfindベータの日本語版を調査項目に追加しました。検索数指数は69.8で5位からのスタートです。これに伴いOpenfindの検索結果の評価を行いました。現時点での検索結果の評価は、Aクラス、Google 100.0、goo 94.2、freshEYE 84.6、Bクラス、Alltheweb 76.6、TOCC 75.1、Openfind 74.6、Cクラス、Naver 65.7、AltaVista 64.4、AAA!Cafe 62.7、Infoseek 53.5、です。評価方法を少し変更したため、freshEYEとTOCCは数値的に若干不利になっています。Openfindはまずまずの出発ですが、更新の遅れが気がかります。
.
多言語検索エンジンは世界中のWebを収集して言語別に検索サービスしています。AltaVista(25言語)、Google(35言語)、Alltheweb(49言語)、そしてOpenfind(22言語)が該当し、日本語検索サービスをしています。AltaVista、Alltheweb、Openfindはまだ日本語用の検索ページがありません。これらの検索サイトは言語設定を日本語にすれば日本語検索が可能になります。以下、設定方法を記します
.
1. Google 表示設定/検索言語の設定で「日本語」→「保存」。
2. AltaVista Search Languageで「Japanese-日本語」、Interfaceで「English-US」
  →「OK」。
3. Alltheweb Results/Select Languageで「Preferred Language」、Preferred Language
  で「Japanese/日本語」、Result Page Encodingで「Japanese(Shift_JIS)」→「Save」。
4. Openfind PreferenceのDisplay in This Languageで「English」、
  Language Setで「Japanese」→「SetUp」。
.
これらの設定は1回行えば各自のパソコンにクッキーで保存されます。検索デスクでは英語の検索ページを呼び出さなくても直接検索できるようになっています。
.
検索数の更新は、Alltheweb 6.3%増、Lycos 5.7%増、などです。今回から海外検索の表示は検索数からアルファベット順に変更しました。そして、日本語ページ検索の表示は検索数が安定するまで検索力から検索結果の評価順に変更します。
.
この数週間、米国の検索サイトはM&Aなどで大きく変化していますが、3ヶ月以内に具体化されます。5日にGoogleは自社の検索結果だけに提供していたAdWordsを拡大し、一般の掲載サイトまで門戸を広げました。これは広告代理店への進出ですので、競合する会社にとっては脅威です。
.

 2003年3月1日
 OvertureのFAST買収、Googleの検索特許

検索数の更新は、Google 5.8%増、AAA!Cafe 3.6%増、goo 3.4%減、Alltheweb 14.7%減でした。公開実験中のgooの新検索エンジンの検索数指数は27.1で、本家の半分位です。
.
検索結果の評価は検索数の大きく変化した、Alltheweb、Naver、AltaVista、について調査しました。今回からInfoseekを採用したLycos(WiseNut)の調査は中止しました。freshEYE、Naver、AltaVista、は大幅に減少しました。検索力は検索評価と検索数とから求めていますが、今回始めて検索評価の順位と検索力の順位が一緒になりました。
.
検索数調査は、AltaVista 13.4%減、Alltheweb 7.0%減、Lycos 6.4%減で、全般に減少するところが多い週でした。OpenFindの更新は昨年9月8日以来5ヶ月近くも未更新の状態が続いていますので、ナビバーの表示位置を変更しました。
.
先週、今後第2、第3の再編が起こると記しましたが、24日にMSNが2005年末までInktomiと契約更新しました。InktomiがYahoo!に買収されてますので、従来の流れからすれば不思議な更新です。さらに、先週、AltaVistaを買収したOvertureが1週間も経たないうちにFAST Searchの一部のサービスを買収しました。Overtureの新検索サービスは5月末までに明らかになるものと思われます。
.
数年前までは、検索エンジンを自社開発してないところは検索エンジン会社と提携関係を結び、お金を払って検索結果を自社サービスに取り入れていました。しかし、最近は提携するよりも買収して検索エンジンを持つ傾向があります。2001年9月にAskJeevesがTeomaを、2002年3月にLooksmartsがWiseNutを、2002年12月にYahoo!がInktomiを、そして2003年2月にOvertureがAltaVistaとFASTをそれぞれ買収しています。一般企業の買収では1+1は2以上になりますが、Webの世界ではその特有な理由で1+1を2まで持っていくのは非常に難しいようです。
.
28日にGoogleのWeb検索特許に関する重要なニュースが流れました。これはWeb検索にリンクを使うPageRank特許に続くものです。PageRankは収集したページ全体に関するものですが、今回のは検索により集められた部分集合に関してPageRankのリダクションを行うものです。これによりリンクの外部への広がりを防ぎ、検索精度の向上が狙えます。それにしても、このような基礎的で普遍的なアルゴリズムに対する特許がWeb検索の発展にブレーキにならないことを願うばかりです。
.

 2003年2月22日
 OvertureのAltaVista買収、GoogleはBlog分野へ

検索数の更新は、Naver 294.3%増、freshEYE 18.9%増、AltaVista 15.7%増、などです。Naverの大幅な増加は、グルメ 1,226%増、ドメイン 755%増、図書館 153%増、文学 120%増によるもので、「グルメ」 2,194万件、「ドメイン」 2,355万件で、索引システムの不具合?ではと思います。
.
検索数は、WiseNut 41.2%増、AltaVista 42.6%増、Yahoo 13.9%減、AOL 93.7%減、です。1月末に、AOLは約11兆円の損失を発表しましたが、今週の検索数は先週の7%になりました。検索数は減少しても、ランキングはGoogleのを維持してます。検索数の指数が3にダウンしたため調査対象から外しました。先週、検索数が測定できなかったTeomaは復活しました。
.
今週は海外から2つの新しい動きがありました。一つは Overture が AltaVista を買収したことです。AltaVista は1995年にWeb用検索エンジンを開発し、日本語検索サービスを提供しています。Compaqが運営していましたが、1999年に23億ドルでCMGIに買収されました。それが2003年2月にキーワード広告検索のOvertureに約1.4億ドルで買収されました。わずか3年で、23億ドルが1.4億ドルと約15分の1になりましたが、CMGIが売らねばならない事情があったからのようです。
.
OvertureはInktomiの処理ソフトを使っており、そのInktomiが昨年末にYahoo!に買収されています。先日、AltaVistaはマルチメディア検索を強化しています。今までのユーザーと競合しないようなコンテンツ展開を図るようです。検索サイトの提携関係が複雑になってきており、今後、第2、第3の再編が起こることが予想されます。
.
もう一つは Google が Blog のPyra Labs を買収したことです。GoogleがNews Groupsを買収したときは疑問に思ったのですが、今回の買収はBlogがあまり普及してない初期段階時に着目した点に夢があります。コンテンツを評価するGoogleのシステムを生かしたサービスが提供されることが期待できます。
.

 2003年2月15日
 検索結果の構成とスポンサーの増加

検索数は、goo 6.7%増、Google 11.4%減です。検索数の順位は若干替わりました。12日にLycosの検索エンジン(ページ検索)はWiseNutからInfoseekへ変更しました。今後、Lycosの調査は中止します。長い間、ありがとうございました。海外の検索数はWiseNut 10.8%増でした。
.
検索結果を表示するページの内容は標準のパターンはなく、検索サイトごとに異なっています。検索窓や内部リンクを除いた構成をデフォルトの検索結果別に調べました。用いた記号は、自:自社, A:AdWords, G:Google, I:Infoseek, L:Looksmart, O:Overture, T:TOCC、です。
.
1)ページ検索結果
freshEYE バナー、サイト(L)、検索結果(T)
Google  スポンサー(A)、検索結果(自)
goo   バナー、スポンサー(O)、検索結果(自)
Infoseek バナー、カテゴリ(自)、スポンサー(O)、検索結果(自)
Excite  バナー、スポンサー(A)、検索結果(G)
Lycos  バナー、サービス(自)、スポンサー(O)、カテゴリ(L)、検索結果(I)
Biglobe バナー、スポンサー(A,L)、検索結果(G)
@nifty  バナー、サービス(自)、スポンサー(A)、検索結果(G)
.
2)サイト検索結果
Yahoo  バナー、サービス(自)、カテゴリ(自)、スポンサー(O)、検索結果(自)
MSN   バナー、カテゴリ(自)、おすすめ(自)、スポンサー(O)、検索結果(自)
AllAbout バナー、コラム(自)、検索結果(自)
.
バナー以外は検索キーに関連した情報です。数年前まではカテゴリやサイトが多かったのですが、最近はテキスト中心のスポンサーが増加しています。
.

 2003年2月8日
 LycosはWiseNutからInfoseekへ、提携関係

この4週間、検索数が3%以上増減したのが毎週5箇所以上ありましたが、今週は1箇所もありませんでした。海外はAltaVista 6.6%減だけでした。
.
Infoseekはリンクをベースにした新検索エンジンを開発しており、3月には検索サービスするとのことです。検索結果のランキングにリンクを使うことが優れていることはGoogleで充分証明されています。この分野に関しては相当遅れてしまいましたが、後発なりに新しいものを出してほしいものです。丁度、1年前の検索力調査2002年2月11日にリンクのことを少し触れたところ、すぐに有名な検索エンジンサイトから問い合わせがありました。リンクに関しては長い間の思い入れがあり、現在の検索エンジンの動向を理解できますので幸せだと思っています。
.
Infoseekの発表時に、2月12日頃からLycosの検索エンジンにInfoseekを採用するとアナウンスがありました。Lycosは1998年7月から米Lycosの検索エンジンに日本語処理を施してオープンし、約3年半運用しました。2001年12月にGoogleキラーと言われるWiseNutを採用し、今日にいたっています。昨年12月にLycosは楽天に買収されましたので、いずれInfoseekを採用すると思っていましたが、それにしても早かったです。検索結果評価で4位の検索エンジンが検索できなくなるのは残念といえば残念です。1998年10月に開始したLycosディレクトリも昨年11月に撤退しましたが、トラフィックだけで良し悪しを判断することから早く脱却したいものです。
.
提携関係も複雑になってきました。Aの場所を使ってBの情報を載せる場合、AからBへの支払いが生じる場合と、その逆にBからAへの支払いが生じる場合があります。前者は、検索エンジンの結果や専門データベースのコンテンツなどを載せる場合で、後者には広告などがあります。1996年にNetscapeがテナント料を徴収した時には驚きました。情報の流れや金の流れ以外に人(の心)の流れが掴めたらと思う今日この頃です。
.

 2003年2月1日
 MSN検索のリニューアル、リアルタイム性の困難

先週と同じようにデータの更新は10社のうち6社と多い週でした。Infoseek 44.3%増、TOCC 8.8%増、freshEYE 7.4%増、Google 5.4%減、AltaVista 17.8%減、Lycos 21.1%減、などです。今回は、Lycos、Naver、Infoseekの検索評価を行いました。Naverは昨年5月26日頃に60から80へ、9月22日頃に80から60へ、そして1月24日頃に60から80へと5位に戻りました。Naverの検索力は6位から5位にアップしましたが、検索調査キーの「グルメ」や「ドメイン」の検索数が他よりも4倍以上と目立つようになってきました。これも収集データによるのか日本語索引法によるのかわかりません。
.
検索エンジンやディレクトリの開発を中止したり持たないところは、ページ検索はGoogleやInktomi、ディレクトリはlooksmart、と連携して検索サービスを提供しています。MSNはMSN Searchでディレクトリを、その条件検索でページ検索を提供しています。従来、ディレクトリはlooksmart、ページ検索はinktomeと提携していると言われていましたが、最近、ページ検索のデータが約2.7倍になりました。そこで検索結果を調べたところ、ほとんどFresheyeと同じで、Inktomi系のPowered by TOCC に変更しています。なお、ディレクトリの検索はlooksmart系?に近い独自色の強いものになっています。
.
検索数の増減は、AOL 11.2%減、AltaVista 8.3%減、Yahoo! 4.8%減、などで、更新のあった8社全部が減少しました。不況の進行でWebページの公開が縮小し、それに伴いWeb検索サイトのデータ数が縮小しているのではと思われますが、もう少し長い期間での趨勢をみないとわかりません。
.
検索エンジンはWebページを収集するためにロボットを走らせています。最近のようにWeb情報のリアルタイム性を要求されると、1日に何回もサーバーを訪問しなければなりません。しかし、サーバーの負荷となるため訪問頻度は制限され実現しません。インターネットの仕組みを再構築する以外にないのではと思います。
.

 2003年1月25日
 検索数増減の振幅、Teomaの多階層カテゴリー

この1週間でデータが3%以上増減したところは10社のうち7社と活発な週でした。多いところから示しますと、Naver 86.6%増、goo 10.5%増、AAA!Cafe 6.6%増、Fresheye 3.6%減、Alltheweb 4.7%減、AltaVista 8.0%減、TOCC 26.0%減、でした。今週は、Naverが17箇所のBBS横断検索を正式オープンし、freshEYEがレイアウトをリニューアルしました。
.
先週、英単語の検索で英語ページが含まれると指摘しましたが、TOCCとAltaVistaは早速対応していただき、日本語だけになりました。具体的に示しますと、調査キーvrmlで、TOCCは525,329から26,493へ、AltaVistaは623,254から14,521へ、と減少しました。差の減少分が英語ページとみなせます。昨年の夏ごろからですが、索引化などで検索数が異常な場合はデータを調整して指数をだしています。
.
今回増減が多かったのですが、Naverは86.6%増、その内訳は、グルメ 9,563,959で4.0倍、ドメイン 11,769,241で1.7倍、と一部のキーだけが突出しています。今回は8箇所修正しましたが、この例外処理は意外に時間がかります。
.
データが3%以上増減したところはAOLの3.4%減でした。
.
21日にAskJeeve社のTeomaが2.0にバージョンアップしました。Teomaの検索結果は3種類あります。左側に関連したWebページ、右端上部に絞り込みに役立つカテゴリー、右端下部にリンク集を表示します。今回のバージョンアップは2番目のカテゴリーが従来よりも進歩した方法で作成しています。
.
検索結果を分類しカテゴリーを自動抽出する方法は多くの検索サイトで試みられ、実用化しています。最初はキーワードの関連性からクラスターリングしていましたが、TeomaやWiseNutはリンク関係をベースにしています。キーワードだけを使うよりもリンクを使えば情報量は増し、精度はよくなります。従来のクラスターリングは1回しか行わなかったので、カテゴリーを開くと、Webページがでてきます。今回のTeomaはカテゴリーを開いてもカテゴリーが出てくるという多階層のカテゴリー化を図っています。類似した情報を整理したものがカテゴリーですから、情報を探す検索から知識を得る検索へと一歩近づいたことになります。
.

 2003年1月18日
 英単語検索上の注意、英語検索サイトは停滞?

検索数はAltaVista 8.8%増、TOCC 4.8%増、Fresheye 4.4%増、Alltheweb 4.6%減、goo 6.1%減、などです。総合の検索力の順位は前回と同じでした。
.
日本語検索で用いるキーは、漢字、カタカナ、ひらがな、アルファベット、そして数字などがあり、単語間の区切りはありません。一方、英語はアルファベットと数字で単語間の区切りはありますが、フレーズや語尾変化があり、それぞれ問題を抱えています。検索エンジンが採用する索引化手法は異なりますので、検索結果に影響します。
.
日本語の切り出しを比較的正確に行ってるgooのキーを基準に各検索サイトのキーの増減を検索数の指数を考慮して比較しました。gooよりも2倍以上のものを示しますと、Fresheyeの文学 4.65倍、生物 2.54倍、Naverのドメイン 4.79倍、グルメ 3.09倍、Lycosの文学 3.75倍、マーケティング 2.39倍、Googleのポータル 5.80倍、文学 3.69倍、AltaVistaのポータル 2.86倍、Infoseekの文学 2.63倍、ポータル 2.41倍、などの結果が得られました。データ収集領域の相違があるにしても索引方法の相違と考えられます。
.
昨年の9月からFresheyeとTOCCで英単語を検索すると英語のページが混じるようになりました。英単語の検索だけが突然約20倍増加しましたので、日本語1に対して英語19の割合で混じってることになります。これと同じ現象が昨年の11月中旬からgooで、この1月17日からAltaVistaでも起きています。これは英文のページを除くのを中止したのか、マルチ言語対応に更新中の一時的なものなのかわかりません。しばらくの間、英単語で検索する場合には注意が必要です。
.
検索数の更新は、AOL 4.9%増、HotBot 4.5%減、と変化の少ない週でした。1週間に3%以上増減するところが2サイトという状態がすでに1ヶ月以上も続いています。不況の影響なのか、Googleの影響なのか、米国の検索サイトは少し停滞気味に感じられます。
.

 2003年1月11日
 Google検索評価でトップ、文字コードについて

検索数は12月20日と比較して、Lycos 35.8%増、AAA!Cafe 6.9%増、goo 4.7%増、Alltheweb 5.6%減、TOCC 7.1%減、Fresheye 8.1%減でした。年末に検索結果の評価をする予定でしたが、年末年始を利用して検索システムを変更するところがあるのではと、年明けに調査しました。その結果、Google 100.0、goo 98.5、Fresheye 95.7、Lycos 91.1、と順位が少し入れ替わりました。1年前の指数と比べた結果は、Infoseek 14.2増、Naver 5.2増、AltaVista 4.1増、Alltheweb 3.7増、Google 3.6増、と増加するところが多く見られました。検索結果で見る限り、2002年の検索エンジンは相対的に大きな変化がなかったとみなせます。
.
日本語の文字コードが気になるため少し調べてみました。日本語コードは、シフト-JIS、EUC、JISの3種類ありますが、JISはあまり使われなくなり、Windowsの普及でシフト-JISの情報が多くなっています。ここに新たにUnicodeのUTF-8が普及しつつあります。そこで、検索サイトごとに、
  1)検索サイトのホームページ、
  2)ホームページからの検索結果ページ、
  3)検索デスク(シフト-JIS)からの検索結果ページ、
で使用している文字コードを調べました。
.
A) 1) 2) 3) のすべてがEUC (8社) −− goo、Naver、AAA!Cafe、Infoseek、TOCC、
     Yahoo!、Biglobe、@nifty、
B) 1) がシフト-JISで 2) 3) がEUC (3社) −− Fresheye、iNETguide、JOY、
C) 1) 2) 3) のすべてがシフト-JIS (3社) −− Lycos、Excite、AllAbout、
D) 1) 2) がUTF-8で 3) がシフト-JIS (2社) −− Google、Alltheweb、
E) 1) がUTF-8で 2) 3) がシフト-JIS (1社) −− AltaVista、
F) 1) 2) 3) のすべてがUTF-8 (1社) −− MSN。
.
検索エンジン内部で処理する文字コードは、EUCがAとBの11社、シフト-JISがCの3社、UTF-8がDとEとFの4社、となっています。マルチ言語をあつかう米国の検索サイトはUTF-8を使っています。トラフィックに流れる文字コードの割合などの情報はわかりませんが、GoogleやMSNが使用してるため、日本語コードの中でUTF-8のシェアが増加していくものと思われます。
.
12月20日からの検索数は、Yahoo! 8.4%増、AOL 3.4%増、とクリスマスと新年で更新の少ない週でした。
.
.

◆リンク

◆検索力調査

◆2003年1-6月

Google:検索数と検索キーを含まない検索結果 06/28
MSNBOTのテスト開始とその背景 06/21
goo画像検索開始、米LycosのFast Forword機能 06/14
検索サイトから検索デスクへの訪問は2.25% 06/08
僅差でgoo、Gooleの順へ、AltaVista 3位へ 06/01
Naverの索引システム、Webページの定義 05/25
Googleのリンクシステム更新? 05/18
ドメイン名の移行について 05/11
検索サイトへの負荷、インターネットの休日 05/05
Traffic RankやReachが得られるAlexa 04/20
米Yahoo、検索専用ページをオープン 04/13
日Yahooの有料新聞記事検索サービス 04/06
検索評価実施、goo検索実験一旦終了 03/30
Web検索のプロセス、KWIC方式の紹介文 03/23
Naverの画像データ増加、URLの変更は慎重に 03/14
Openfind日本語版、多言語検索エンジン 03/08
OvertureのFAST買収、Googleの検索特許 03/01
OvertureのAltaVista買収、GoogleはBlog分野へ 02/22
検索結果の構成とスポンサーの増加 02/15
LycosはWiseNutからInfoseekへ、提携関係 02/08
MSN検索のリニューアル、リアルタイム性の困難 02/01
検索数増減の振幅、Teomaの多階層カテゴリー 01/25
英単語検索上の注意、英語検索サイトは停滞? 01/18
Google検索評価でトップ、文字コードについて 01/11